Ecology

環境への取り組み

印刷会社としてできること

再生紙の利用

ゴミの分別処理をはじめ、リサイクル・省エネルギーなど環境問題に力を入れています。
印刷会社で最も多いのは紙ゴミ。リサイクルに回せるよう、分別を行っています。
紙の種類も様々なため、リサイクルの可否等を勘案し、色紙、上質紙、その他の紙で分別しています。また、コピーに使用した紙は裏が使用できる紙と、できない紙とを分別し、使用できる紙はサイズ別に分けてFAX用にしています。
印刷工程以外で出るゴミに関しても、「不燃ゴミ箱」「可燃ゴミ箱」「資源ゴミ箱」を各フロアに設置し、空き缶、ペットボトルなどと同様に分別回収を行っています。その他、自動販売機で出る紙コップも分別し、リサイクルされたトイレットペーパーを取り寄せて使用しています。

・再生紙とは
紙の原料は、4割が木材チップから製造されたパルプ(バージンパルプ)、残り6割が古紙です。これらの原料を利用して紙を製造し、市場で消費された紙は、古紙として回収され、再び紙の原料として生まれ変わります。
一方、木材チップの原料となる木材は、ほとんどが製材時に発生する残材、製材に不向きな細い木及び間伐材です。
輸出国では森林伐採が進み、生態系への影響は非常に深刻なレベルに達しています。
再生紙を利用することは森林資源の保護に繋がります。また、パルプを製造するときのBOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)の河川、海洋への排出による環境負荷、ダイオキシンの生成、二酸化炭素、硫黄化合物の大気への排出量などが削減できます。再生紙には、エコパルプとよばれるECFパルプ(無塩素漂白パルプ)が使用されています。

その他の取り組み

紙以外にも、環境への取り組みとして以下のことを行っています。

・アルコール排出量の削減
現在の連続給水型枚葉印刷機では、湿し水にアルコールを混合する方法が一般的ですが、添加剤にアルコール削減型のものを使用することで、アルコールの混入した排水の削減に努めています。

・排気設備の整備
印刷機械は、コンプレッサーや冷却装置に給排気設備が必要になりますが、社屋の機密性を高め、印刷機の給排気専用のダクトを設けることにより、騒音の低減、冷暖房効率の向上を図っています。

・電力使用量の削減
印刷機械の電力使用量は非常に大きく、環境負荷の一因です。
使用しない印刷機は電源を切る、休み時間などは照明を切る、冷暖房は必要最小限にするなどの方法で、電力使用量の削減に努めています。

・印刷現場の環境
パウダーレスインキを一部使用することで、パウダー散布量低減による作業性・生産効率の向上のみでなく、印刷現場が綺麗な状態に保たれます。印刷現場の環境への配慮も行っています。