昨晩、先日日本の永住権申請を却下された中国人青年と飯を食った。
10年以上も日本にいて日本を愛している彼なのでさぞかし落ち込んでいるだろうと励ましの意味を込めた送別会として誘った。
ところが彼は元気いっぱい。今週末に帰国するが、再申請のために3月にはまた来日するらしい。
その再申請が却下されたらまた皿洗いからスタートして一から出直すと笑顔で語るのだ。
彼は日本のもてなしの心や行儀の良さを中国に広めると共に、中国に住む日本人に安心の食材を提供し、日本の心と雰囲気でもてなす店を作りたいとも考えている。
その実現には日本で会社を設立する方がスムースに進むようで、そのためにも永住権を取得したいようだ。
彼の計画の根本には日本の文化への敬意がある。
それはどの時代、どの世界にも通用する正しく稀有なものであると彼は確信を持っている。
日本を客観的に見る彼こそ日本の売り物を正しく見極めているとも思える。
彼の活躍を見守りたい。
別れ際彼が言ってくれた。「必ず事業を成功させて上海で武部さんをもてなしますよ!」
楽しみにしてる。
みんなも頑張っている
自分も頑張らねば。
ちょうど一週間前、中学時代のプチ同窓会があった。
プチと言っても30名近く集まった上、2名の恩師も参加してくださったので大変賑やかなものとなった。
中には25年以上会っていなかった奴もいたので冒頭から皆のテンションが上がり、1時間もすれば汗が吹き出し声がかれてしまうほどだった。
男子校の同窓会なので華がないと思っていたが、そのかわり遠慮ない思い出話・暴露話で本当に楽しい時間だった。
3時間など驚くほどあっという間に過ぎたのだが、その中で色々な事件(という程のものではないが)によく出てくる私の名前。
私が覚えていないことも多かったのだが、複数の同窓生が言うのだからおそらく間違いはないのだろう。
恥ずかしい話ばかりで汗の量が尋常でなかった。
今年45歳になるおっさんの集まりでも、恩師が話を始めると背筋を伸ばして耳を傾ける。
子どもを母校に送り込んでいるたくさんの同窓生。
やはり関西学院(今は啓明学院も)は素晴らしい。
恩師が「個性を大切にする学校だが、その中でもお前らの学年は個性が強かった。」と。
しかし私は思った、当時の先生方の個性は相当強烈だったと。
64年目にして
昨夜の幸福感も覚めやらぬうちに今日も幸福感が・・・。
64年目にして初めて商標というものを取得しました。
何か嬉しいなぁ。
「神戸らしさ」「こだわりのモノ作り」「味わい深いもの」をキーワードに色々企んでいきたいと思います。
乞うご期待!
社長冥利
昨日大連から帰ってきました。
春節前ということで忘年会もしてきたのですが、その席でまたやられてしまいました。
一人ひとりのスピーチ中、何度もこみ上げてくるものに抵抗していたのですがダメでした。
どうも大連のみんなは私の涙腺を緩ませるツボを知っているようです。
チームで仕事をする充実感を口々に語るのです。1+1が2より大きくなることへの喜びを語るのです。
これはいけません。これは私の涙腺を刺激します。
年々、いや日々緩くなる涙腺はこらえきれませんでした。
一人ひとりの成長、組織の成長が嬉しくてたまりません。この会社の社長でよかったと心から思える瞬間でした。ありがとう、みんな。
しかし拭うために差し出してくれたティッシュは随分早く出てきたなぁ。みんなの予定通りだったのか・・・。
あけましたね
あけましておめでとうございます。
弊社も昨日から今年の営業をスタートしました。
昨日朝礼で全員元気に揃った社員の顔を見たのですが、みんな明るく希望に満ちた輝く目をしていましたので、めちゃくちゃテンション上がりました!
やっぱり今年はええ年になりまっせぇ!
と思ったら今日の昼の風景。
緑のたぬきをおかずに赤いきつねを食う46歳の社員。とてもいい組み合わせだとは思いますが、何となく物悲しさがただよっていました。すまんのう。
と言う私の昼食はどん兵衛でしたが・・・。
この写真を見て関東バージョンと気づいた人はどれくらいいるのでしょうか。
今年最初に更新したブログのネタがこれか・・・。ま、平和ってことで。
すまんのう。
2011年の終わりに
今年は東日本大震災が発生した年でした。
被災地から遠く離れた元被災地で暮らす私には祈ることしかできませんでしたが、そんな私に被災地へ行くきっかけを作ってくれたぬりえ日本の学生たちには感謝しています。そして今後も何らかの形で関わり続け見守っていきたいと思っています。
震災の少し前当社内にも大きく揺れる出来事がありました。組織の大改革を行ったのです。これは同業他社を驚かせるような大変大きな動きだったのですが、我々の決断は正しいものでした。
昨年の同じ日に私は当ブログで設備の自慢とモノ作りのこだわりへの決意、それらがもたらす明るい未来への期待について書きました。しかしそれを実現させる形になっていませんでしたので、今年前半に前述の大改革を行ったのです。そして我々はその賭けに勝ちました。今秋から品質に対して胸を張れるようになったのです。
地面を掘っても石油が出てくる訳でもなく、他の資源にも恵まれているとは言えないこの国では、頭を使いこだわりを持ち続けたモノ作りをしていかなければならないと思います。先人たちが築きあげてくれた「made in JAPAN」ブランドを汚していて我々の子孫たちに明るい未来が訪れるとは思えません。
東日本大震災が教えてくれました。モノ作りへのこだわりの重要性、1+1を2以上にする絆の大切さ。
我々は地に足をつけ良いモノ作りを追求する集団である道を選びました。役立つモノ作りをする役立つ人々が作る役立つ集団になる道を選びました。
我々には活版印刷機もあります。
我々にはプログラミング技術もあります。
我々には大判UVインクジェットプリンタもあります。
我々には美しい組版や画像補正の技術もあります。
我々には菊全判の4色印刷機もあります。
我々には環境保護に対する意識と高精細印刷の技術もあります。
我々には印刷人としての誇りもあります。
我々にはモノ作りにこだわるプロ意識もあります。
東日本大震災が教えてくれました。我々の選択が正しいことを。
皆さま、よいお年をお迎えください。
私はよい年を迎えます。
white in white
と言っても歯磨き粉(粉?今でもやっぱりこう言う?)のことではありません。
万年筆の書き味にこだわって抄造したLiscio-1(万年筆以外でももちろん書き味のいい紙)を使って徹底的に「白」にこだわって作ったノートが完成しました。
表紙の布地・スピン(しおり)もこだわり抜いたのですが、罫線まで白にするとは・・・。しかもこの白インキは何度もテストを重ねて選びに選び抜いたものです。
白の紙に白インキで印刷する際に表裏の見当を合わせたり、製本工程で何を当てに折ったらいいか等工夫を凝らしていますが、それは内緒。企業秘密ってことで・・・。
とにかく今後文房具の制作に力を入れていこうと思っていますので、ご期待ください。
「CIRO」というこのノート、クリスマスプレゼントにいいかもしれませんね。と言ってももう遅いか・・・。結婚式の引出物なんかにもいいかも・・・。
https://fromkobe.jp/contents/1-27.html
国内
だったらいいというものではないでしょうが、どうせだったら国内にして欲しかったと思うようなニュースってありますよね。
これだけ国内の景気が冷え込んだ状態が続くから草食系男子が増えるんだと思います。
ま、肉食系男子ばかりになればいいってもんじゃないでしょうが、モテたいという男の思いが経済に良い影響を与えることも多いと思うのですよね。
女性にモテたい男ってのは純粋っちゅうか健気っちゅうか、単純っちゅうかアホっちゅうか・・・。
とにかく閉塞感からの解放が2012年に訪れますように!
それにしてもカジノが国内にあったらなぁ・・・。
それにしても2、3,000万円する国産のスーパーカーがあったらなぁ・・・。
ま、こんなもんっすよ
9月に東京で久しぶりにある社長とお会いしました。
「毎日のようにfacebook上でお会いしているので久しぶりの感じがしませんね。でも書き込みは食い物のことばっかりじゃないですか。」
と笑いながら話をさせていただきました。
今、私のfacebookへの書き込みのほとんどが食い物に関することです。
本当は色々書きたいのですが、主義だの思想だのをなかなか書けないのでどうしても「どこへ行った」「何を食った」になってしまいますね。
一昨日大連からの研修生を連れて社員数人と一緒に京都へ行ってきました。
ラーメンを3杯食ってきました。
今日の昼食もラーメンでした。
バカバカしくお思いかもしれませんが、SNSへの書き込みって無難にこんな感じになってしまうものですよ。特に「社長」などと呼ばれる人のものは。
タネ?ネタ?
3年前に会社案内をリニューアルする時に、イヤーブックのようにその年に力を入れていることを小冊子にまとめるようにしました。
それらを見ると変わらず取り組み続けているもの、注力することを止めたもの、新たに取り組み始めたものがよく分かり、当社の動きと取り巻く環境をうかがい知ることができます。
今年(今期)分が先日完成しました。
名前を「seeds of d.」と言います。「d.(daiwa・dignet・dalian)の種」という意味です。
因みにお好み焼きを食べる時に使うのはコテ?テコ?