私はこの会社の創業者の孫として生まれた。その後社長の息子になり、社長の弟になり、社長になった。中学校からエスカレータ式の私学に通い、全く勉強せずに高校・大学とギリギリで滑り込んだ筋金入り・無添加・純粋・正真正銘のバカボンである。しかも大学在学時に休学し、アメリカで留学と称する遊びに1年も費やすことを許された自他共に認める紛れも無い本物のバカボンである。
しかし、そのバカボンも38歳になり、父親になり社長になった。そのままバカ親はもちろんバカ社長になってはいけない。幸い学生時代に脳みそを使わず新品のままおいておいたので、今でも新しいことを吸収することができている。(はず)
間もなく社長になって2回目の正月を迎える。来年はこの新品の脳みそを活用し、しっかりと自分らしい社長になりたいと思っている。バカボンであり続けることができた過去に感謝しつつ精進し成長したい。そう、バカボンは過去のものにしなければいけないのだ。それでいいのだ。
2005年12月アーカイブ
情報発信も重要だが、情報の共有というのも大変大事なこと。
当社は創業から57年を超えているが、現在の常勤正社員の平均年齢は30歳台の前半である。そのため新しい技術に対する抵抗感もないし、色々なことに前向きに取り組むことができている。しかし、先達が残してくれた職人技や経験に基づくノウハウをしっかり引き継いだ上に新しいものを積み重ねなければ、地に足の付いたモノ作りなどできるはずもないと考えている。
社内での情報の共有化を手助けする意味で社内イントラネット上に掲示板を設けている。ここにはセクション別の板や、業務内容別の板、また雑談の板があったりする。それぞれに数多くのスレが立ち、たくさんのレスが付く。中には顔の見えない匿名の書き込みではないかと思ってしまうくらい辛辣な書き込みや、読んでいると冷や汗が出そうなくらい激しいやり取りもある。しかしそれらは仕事に対し真摯に取り組んでいるからこそのものであるから、大変心強い。
またこれらの情報は現在の当事者はもちろんのこと、今は直接的には無関係であっても将来関係してくる可能性のある社員にも大変有意義であるし、まだ見ぬ未来の新入社員にとっても大切な情報の宝庫になることは間違いない。
お客様の情報発信のお手伝いをさせていただいている我々にとって、情報の扱いの巧拙は死活問題であると考えているのでつ。
結構私は保守的で、同じモノを持ち続けたり、同じことを繰り返すのが大好きである。DVDで同じ映画を何度も観るし、良かったドラマは再放送でも観てしまう。CDを買うアーティストも何組かに限られているし、同じ作者の本しか読まなかったりする。一度万馬券を取ったときにアテにしたスポーツ新聞の競馬記者の予想を頼りにし続けるし、毎朝の星占いは同じチャンネルのものを信用している。
飲み食いに関しては特に顕著で、以前中央区にオフィスがあった頃、火曜日のその店の定休日以外毎日同じ中華料理店でほぼ同じメニューの昼食を取っていた。晩飯に三宮へ出ても行くところはほとんど同じ、飲みに行くところもやっぱり大体同じ。そうすると少々の無理を聞いてくれたり、融通をきかせてくれたりするのでますます居心地がよくなり、足が他に向かなくなっている。
この季節は特に風邪予防の意味もあり、昼下がりにビタミンCとクエン酸を取るようにしている。これもずっと続けている。
しかし、私の性格を最も如実に表しているのは、知り合って約20年、結婚して14年以上になるかみさんを未だに持ち続けていることだろう。
情報を発信することは大変難しいことです。しかし、情報を発信するところに情報は集まるということを身をもって体験する機会が多い私は、できるだけ情報発信するよう心掛けています。
当社は規模は小さいのですが、設備特に周辺機器が充実しているため、同業他社の方々がよく来社されます。その際も私は自慢げに全ての設備や当社が工夫しているところを見てもらい、同時に当社の得手不得手、長所短所を出来る限り話すようにしています。そうすることによって感心してもらえたところには自信が持てますし、適切なアドバイス等をもらって軌道を修正することもできます。それが当社の大きな財産になっているのです。
これは芋焼酎です。銘柄が分かる人もいるでしょうが、入手しにくいものですからこれ以上難しくならないように、ここではできるだけ分かりにくくしておきます。それが今私の手元に2つあります。私がこの焼酎が大好きであると日頃言っているため、メーカーの方が九州へ出張するとお土産にくれます。H社さん、A社さんありがとう。
情報を発信するとこんないいこともあるのです。