2004年7月1日厚生労働省が各都道府県知事宛に非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用を認めると通知した。たまたま兄が急死した2ヵ月後のこと。
昨日の新聞記事に大阪府の私立高校で行われた野球の試合で投手の高校生が打球を左胸に受け一時心肺停止状態になったが、観戦に来ていた救命救急士が学校に備え付けられてあったAEDを使用し蘇生させ、彼は一命を取り留めたとあった。そのAEDは最近同校の卒業生から寄付されたものらしいから彼は非常に幸運だったと言えると思う。
日本では毎日100人近くが心疾患による突然死で亡くなっており、その多くが心室細動によるものだそうだ。
日本循環器学会と日本心臓財団は現在AEDの普及に取り組んでいて、そのキャッチフレーズは「あなたは、愛する人を救えますか?」。
あれから3年。AEDの普及に何か力になれるよう取り組んでいきたい。
身近に起こったことからしか行動に移せないことを恥じるが、そのことを反省し少しでも人のためになり価値ある人生にしなければと思いを新たにしていこう。
兄貴のいない4年目が始まる。