顧客から預かった金を職員が着服するという事件を起こした金融機関が、再発を防ぐため営業担当者に現金を持たさないという措置をとるらしい。今まで現金の出金を持ってきてもらっていたが、これからは支店へ行かなければならない。
どの企業もサービスの質の向上に取り組みお客様に満足していただこうと努力しているのに、今まで行ってきたサービスを自分のところの都合により一方的に廃止する。そんなことが許されるのだろうか。もちろん不正を行えないようにする仕組み作りは大切であるが、それを顧客に不便という形で押し付けていいはずはない。
この金融機関は金を貸してやっているという意識が根強いのだろう。そうでなければ平気でサービスを劣化させることを行うとは思えない。
業界の常識は世間の非常識とよく言われるが、顧客を無視した企業が衰退することはどの業界にも通用する常識なのではないか。我々はそうならないようお客様第一を貫くことを当たり前のこととして再確認し、ここに宣言する。
どこか良い金融機関はないものだろうか。
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