私は男らしい。どうやら男らしい。
私の買い物は男らしい。気に入った服は色違いを同時に買っちゃう。色違いどころか同じ色でも平気で買っちゃう。自分の目と感覚を信じて素早く買っちゃう。その際の基準は気持ちの良いこと。だから素材は漢字一字に限る。「綿」「麻」「毛」・・・。カタカナ素材は好きになれない。と言ってもオーガニックコットンとかアルパカなんていうカタカナは歓迎なのでそんな贈り物は決して拒まない。
靴ももちろん。履き心地のよい靴に出会うと製造中止になることを恐れて同じものを予備として買っちゃう。さすがにこの年になると靴のサイズが変わることはないと思っているので躊躇無く買っちゃう。最も多いものは3足ある。そのうち2足は新品のままだ。
どうだ?男らしいだろう?でもいつも同じ服装をしているように見えるだろうから完全な自己満足。
そんな私が先週の木曜日の午後から一昨日の19:00くらいまで体をくねらせ頭をかきむしりながら買うか買うまいか悩みに悩み、結論を出しては覆し、それをまた覆し、またまたそれを覆したりと乙女心のように激しく揺れ動いた。乙女心が揺れ動くかどうか知らないが。
週末からろくに眠れず、頭で考えに考え抜いて、気持ちに問うて火曜日の朝6:00に「よし、買おう!」と決断して出社。その決断を180°転換させたのはうちの幹部社員たちであったが、夕方にもう一度180°転換させて私の背中を押してくれたのも彼らだった。
電子書籍、小ロット多品種、大判インクジェットプリンタ、Web to Print・・・。分かっている。当然あらゆる情報発信手段を視野に入れて「印刷もできる印刷会社」をテーマに日々取り組んでいることは何も変わっていない。一切の悩みもブレもない。
設備投資のタイミングとしては最適。低金利で資金が調達できるし、ユーロ圏からの輸入機械だから円高によるメリットも享受できる。
それでも1億円を超える投資なのだから当然慎重になる。しかし当社にとって最大の武器になるであろうと思っていた機械の新古機が、オプション等も全く当社の希望通りの状態で突然出てきた。当然1台だけ。新台は2億円近くするのでこれはまたとないチャンス。これをまたとないチャンスと思う印刷会社は日本中にたくさんあるだろう。そんな中以前から私がこの機種が欲しいとメーカーの営業マンに言っていたので、一番に私に声を掛けてくれた。
高精細印刷、環境保護印刷とオフセット印刷の未来も確実にある。その未来に対する投資である。短い時間であったが真剣に現状と未来を考え導入に踏み切った。
人ともモノとも出会いを大切にしてきた我々であるから、この素晴らしい出会いに恵まれたと思う。そのため2台の機械とお別れということになるが、今まで頑張ってくれたことを労って送り出してあげたい。
我々が手に入れる機械の詳細は近日中にお知らせしたいと思っているが、最短時間で最高の結論を出したことをまず書きたかった。揺れる思いと強い思いを。
と、ここまで書いて読み返してみたが、いつにも増してリズム感の無い滅裂な文章だ。でもこれも今の感情を表していると自分を納得させ垂れ流し的に公開しちゃう。
じいさん、親父、伸也、とうとううちも菊全の4色機導入やで!しっかり見守っててや!
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