2010年10月アーカイブ

先週、刷師と呼ばれる印刷人に講演に来てもらった。カリスマとかマイスターではなく、伝説の刷師と呼ぶにふさわしい人だろう。

京都のその師とは数年前に初めて会わせてもらったが、70歳を超えているとは思えない力強さ・情熱にあっという間に圧倒されつつ魅了され、年に数回程度だが会える機会を楽しみにしていた。

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今回念願叶い当社社員に直接話してもらえる時間を作ってもらい、印刷人としての心構えを説いてもらった。
技術的なことも詳しく解説してもらったが、同時に印刷に対する愛情や仕事に対する姿勢を熱く語っていただいた。
印刷セクションの社員だけでなく全社員の心に響いたことは間違いない。

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講演中は時折冗談も交え楽しい雰囲気だったが、現場で印刷機を前にした途端目の色が変わり、もう1つ上のスイッチが入った。さすが。

そう言えば名古屋の印刷先生のことを「印刷バカ」と呼んでいたことを思い出した。敬意を表しているつもりだが、「伝説の刷師」に比するといささか失礼か。今後は京都の「伝説の刷師」に対して名古屋の「印刷マイスター」と呼ぶことにしよう。

設備も更新し、印刷人の魂も注入してもらったので、これからが大変楽しみになってきた。

まだ奥の方ではあるが、社員の目に輝きが増してきたことを私は見逃さない。

60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日、365日で1年。
当たり前に時間は過ぎていく。平等に。

総理大臣や大統領でもあるまいし、振り返れないほど、ブログを書けないほど本当に忙しかったのか?

時間ではなく、振り返る気持ちの余裕がない日々だったのではないか。

まだゆっくり振り返るような年齢でも立場でもないのも事実だが、しっかり噛みしめながら生きていかなければならないはず。

あれから1年が経った今日。

気が付けばもう10月18日。
その中にいるときはそんなに思わなかったが、振り返れば大連に行ったのが遠い過去に思えるくらい忙しい日々だったようだ。

10月2日から4日に大連、帰ってきてそのまま大阪で翌日に健康診断。その翌日に東京へ行って、帰ってきたら大連からの研修生の歓迎会。3連休は遊びに県内を走り回り、先週また東京。
とりあえず記しておかないと何をやってきたか忘れてしまうように追い回される日々だった。
先週乗った新幹線の車内広告のフレーズを思い出す。「仕事を追え、仕事に追われるな。」

ベッドや枕が変わると肩こりが蓄積されるので、大変辛い日々だ。

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