一昨日生まれて初めてしっかりクラシック音楽というものを聞きました。
今から1年近く前、神戸のあるBARで佐渡裕さんに偶然お会いし、その時に佐渡さんが私の持つ鞄を見て興味を持たれたことから始まったことでした。
ちょうどその頃そのBARの常連さんたちが、50歳を迎えられる佐渡さんにプレゼントをしようと企んでいたらしく、鞄もプレゼントの候補に上がっていたそうでした。そこで、もうオーダーの鞄は作らないと言っていたル・ボナー松本氏を説得する役割が私に回ってきて、私もプレゼントする一人に加えてもらったのです。
そして昨年末無事にプレゼントできて喜んでいたら、佐渡さんがお返しにその企てに参加した約10名をコンサート&食事へ招待してくださいました。
ということで一昨日の日曜日に兵庫県立芸術文化センターでのコンサートに行くことができたのです。
「ジャジャジャジャーン」そこしか知らなかったベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が最後の曲でした。
何故なんでしょうか、曲の最後の方から涙が止まりませんでした。ボロボロボロボロ涙が溢れ出てくるのです。何なんでしょうね。何の涙なんでしょうね。自分でもビックリしました。単純な「感動」なのでしょうか。クラシック音楽について全く何の知識も無い訳ですから、まるで生まれたての赤ん坊のような気持ちで受け入れることができたのでしょうね。それにしても本当に素晴らしい経験でした。
その後のステーキもスコッチも素晴らしかったですが、あの日はやはり音楽が一番心の奥底に響きました。
大変贅沢な一日でした。
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