今日は弊社創業者である祖父の命日。
28年が経った。
祖父は機械工学に明るい人だったので、創業当初資金繰りが苦しい時でもお構いなく高額の西ドイツ製印刷機にこだわり続けたらしい。
その後も新しい機械を勝手に契約してくる祖父に親父は困り果てたと何度も言っていた。
しかしそのお陰で機械更新頻度が低く済み、結果的には設備投資額が抑えられることになったことも事実。
祖父が選んだ機械は今でも元気に動いている。
その機械の隣にある同じメーカーの最新式の印刷機を祖父はどんな想いで見るのだろう。
オートプレート・CTP・CIP4...。
便利な機能、新しい技術が人を助けていることは間違いないが、人の技術の劣化にも手を貸してはいないだろうか。
もしそうだとしてもそれは決して機械の進歩に責任がある訳ではないが。