2018年11月アーカイブ

こんな大学1年生は滅多にいないはず。
アウロラの万年筆にル・ボナーのペンケース。

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毎日尿酸値と中性脂肪を下げる薬を飲んでから通学。
飲み会に間に合わせるために正門にタクシーを呼びつけておく。
守衛さんに「先生!タクシーはこちらです。」と案内される。
胃カメラでの検査を受けてから授業を受ける。
授業が終わったら疲れを癒すために鰻で一杯飲んで帰る。
授業と授業の間に学校を出て鰻を食いに行く。
老眼鏡を忘れてレジュメも自分の書いた字も読めなくなる。
一夜漬けると忘れてしまい当日の朝に覚えたことしか答案に書けない。
「皆さんが生まれる前のことですが、私は中学2年生だったのでハッキリ覚えています。」と先生が阪神淡路大震災のことを取り上げたが、その時既に一児の父だった。
そんな
関西学院大学教育学部1年生 武部 健也

先日関西学院大学で授業を受けてからゲスト講師として招かれて武庫川女子大学へ行きました。
その後会社で仕事をしましたので、その日は学生→講師→代表取締役と楽しい一日になりました。
武庫川女子大学では2年ぶりに「本を編む」(https://www.d-wa.co.jp/weblog/2016/06/post-246.html)の授業に参加させていただき、学生たちに印刷と造本について話をさせていただきましたが、その後に受けた質問が大変鋭く文字文化や紙媒体の将来、技術革新の動向や社会が求める人材等に話が及び、私も興奮気味に一所懸命答えさせていただきました。
そこで私が学ぶ関西学院大学教育学部の現状を思い起こしたときに大変悲しい気持ちになりました。

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私が履修する科目の一つを担当されている京都の大学の先生が、学生に向かって教員を志望する者の挙手を求めました。
挙手した学生が50%を切っている状況を確認すると、
「ホッとしました。あなたがたのように学ぶ姿勢を持たない者が、人の一生に深く関わる教員という職業を目指していないことに安堵しています。」
と。
さらに
「私がメインで教鞭をとる大学の偏差値は関西学院大学より低いかもしれませんが、教育学部の学生の授業態度においてははるかに関西学院大学を上回っています。」
私も幾度か私語をやめない学生を注意することがありますが、関西学院大学教育学部教育科学コース1年生が履修できる科目の多くの授業は全く不適切なものだと言わざるを得ません。
他の学部他のキャンパスの実態については聞き及ぶ限り大差ないようですが、私が体感している上記の科目においては高等教育の現場と呼ぶには全く適さないものであります。
私が文部科学省の人間なら即刻補助金・助成金支給を停止したいと思いますし、一納税者としても大変腹立たしいものです。
ハッキリ言いましょう。
指定校推薦・スポーツ推薦を全面的に否定します。
他の大学は知りませんが、関西学院大学には指定校推薦・スポーツ推薦による入学者のための受け皿がないのです。
躾・最低限の基礎教育を受けていない者を受け入れる環境が整っていません。
つまりリベラルアーツ系学部や体育学部・スポーツ科学系学科が無いにも関わらず入学させるものですから、文系学部に適当に振り分けているに過ぎません。
そんな学生と教員を目指したり、教育行政等を学び教育関連の職業に就きたいという欲求を持った学生が同じ授業を受講する訳ですから、モチベーションの高い学生にとっては悲劇でしかありません。
許されるなら一度授業をご覧になってもらいたいものです。
文部科学省の役人の方、関西学院の理事の方、ご子息・ご息女を関西学院大学教育学部で学ばせようと考えておられる親御さん、私が書いていることが大げさなものではないことが分かっていただけると思います。
「関西私大の雄」と呼ばれた頃の関西学院大学の面影はもはやありません。
関西学院大学の卒業生だと言うことが憚られる時代がすぐそこに来ていると思います。
もちろん、全学生がダメだと言っているのではありません。
将来のビジョンをしっかり持って学んでいる学生、将来はまだ見えないがその時に備えて様々な場面で学んでいこうとする姿勢を持った学生もいます。
ただ高校の進路指導の先生から「お前、関学の教育学部な。」と言われて来ている学生はほとんど邪魔なものとしか呼べないのです。
少子化が進行している現在の日本において、学校法人の経営は大変難しいことかもしれませんが、人を育てるという尊い事業を目的とした法人だからこそ多額の税金が私学助成金として支給されるのでしょう。

もちろん素晴らしい先輩や学友もいますので、その話についてはまた書きますが、決してその話と今回書きたい話が相殺されるべきものではないと思いますので、現状について怒りを込めて垂れ流します。
関西学院大学教育学部1年生 武部 健也

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