六から6へ

弊社には約半世紀働き続けている印刷機械が2台あります。
創業者である私の祖父は機械工学を学んでいました。
そのため高額であることを考慮せずドイツ製機械の性能に対して純粋に惚れ込み、会社の資金繰りが大変厳しい状況でも購入契約を結んできたそうです。
その都度経理担当だった私の父は大変な思いをしたと当時を振り返っていました。
しかし同時にそのお陰で永年に渡り機械の買い替えを行わずに済んだので、結果的には正解だったとも言っていました。
オフセット印刷機も同様で更新回数も最少で済んだのではないかと思っています。
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約50歳の2台の活版印刷機の操作技術は、昭和6年生まれの職人が平成6年生まれの若者に伝えました。
「もう充分できるようになったで!」と言う職人の声はとても嬉しそうでした。
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バトンを渡す者、受け取る者の笑顔。
繋げることは素晴らしい、繋がることは美しいと思います。

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