作って売ってる側の私が言うのも何なのですが、不思議なことに5,250円のノートが順調に売れています。1冊5,250円もするのですよ。たかがノートが。
されどこのノートやはり素晴らしい。
まずは紙。バガスP70という紙は生産が中止されてしまいましたので、このノートのために在庫を全て買い占めました。でもできたのはたったの200冊。この紙はサトウキビの搾りかすからできたもので非木材紙としてエコロジーの観点からも良いと思うのですが、何よりもペン先の滑り具合が心地良いのです。
次に印刷。ただの罫線を印刷しただけなのですが、活版印刷を選択しました。オフセット印刷ではダメな訳ではなく、隠し味的に活版で印刷しました。どこが違うかと言うと平版には無い「押し」があります。つまり微妙に紙に凹凸ができます。この凹凸がいいという訳ではありませんので、やはり隠し味と言えるでしょうね。
最後は製本。これは神戸の一級の職人がこだわりぬいて作り上げました。日記としても使用してもらえるようにページ数は365ページ以上(実際は398ページ)として考え、丈夫で品のある上製本を目指しました。しかしその厚さでは開き具合が悪くなりがちです。そこは流石一級の職人の技。見事に開き具合の良い仕上がりとなっています。
「ほんまもん」を愛する方に是非手にしていただきたいと思います。
我々にとっても「ものづくりへのこだわり」を再勉強するいい機会になったと思っています。
こりゃ自画自賛だけでなく宣伝でもあるな・・・。
はじめてコメントします。いつも楽しく拝見しています。Pen and Message.に入荷次第、この5000円のノートを手にとって見たいと思います。バカスではなくバガスですね。覚えておきます。こだわりぬいた製品、顧客としては、これからもそのような製品を楽しみにしています。
ありがとうございます。「こんな商品作れ」という声を是非お聞かせください。